内部統制システム
LIXILにおける業務の適正を確保するための体制の概要は、最新のガバナンス報告書の「IV 内部統制システム等に関する事項」をご覧ください。なお、これらにつきましては取締役会において、会社法に基づく内部統制システムに関する基本方針として決議しています。
業務の適正を確保するための体制の運用状況
2019年3月期において実施いたしました内部統制上重要と考える主な取り組みは以下のとおりです。
- 1. コンプライアンスに関する取り組み
- LIXIL共通の行動指針を17言語に翻訳して展開し、研修や啓発活動等を通じて周知し徹底しております。行動指針のポリシーのうちリスクの高い分野につき、基本方針や手続きを具体化した各種ポリシー及びガイドラインを発行し、翻訳のうえ研修を実施するなど、グループ内への展開を進めております。 これら諸施策や活動状況は、コンプライアンス委員会に定期的に報告し、その効果を確認しております。
コンプライアンス >
- 2. 損失の危険の管理に関する取り組み
- リスクマネジメント会議等を通じて、新年度の体制及び想定リスクの見直し状況が報告されており、また、自然災害をはじめとした危機事象については、グループの危機管理基本規程に沿って、発生した事象の把握と対応状況が適時に報告され、確認しております。
リスクマネジメント >
- 3. 職務執行の適正性及び効率性に関する取り組み
- 取締役会は毎月1回以上開催し、重要事項の審議や主要な執行状況の報告を受けております。また執行の意思決定等は、職務権限に関する規程に基づき効率的な業務執行を実施しております。
- 4. 監査委員会監査に関する取り組み
- 監査委員は、取締役会、執行役会等の重要な会議へ出席し、また、監査に必要な情報について適宜報告を受けております。
また、監査委員会の定期開催や会計監査人情報交換会、代表執行役意見交換会等を通じ、報告を受け連携しております。
反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況
- 当社は、反社会的勢力との接触を禁止して、「私たちは、反社会的な団体・個人(総会屋・暴力団など)を一切認めず、その活動を助長し、またはその運営に資することとなる疑いがある行為に自ら関与しません。彼らの脅しや脅迫的な態度には、お客さまとしてであっても、取引先としてであっても組織で対処し、それに屈することなく毅然とした態度で臨みます。」との、基本的な考え方を明文化しております。
- 当社は、上記の基本的な考え方を含む「LIXIL行動指針」を定め、経営トップからのメッセージとして全社員が実践することを求めております。この運用に当たっては、主管部署を定めるとともに、コンプライアンス委員会において整備状況の定期的な見直しと再評価を実践しております。