議長メッセージ

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ガバナンスと経営は、グループの価値を高めていく両輪であります。ガバナンスを司る取締役会は、経験豊富な4人の社外取締役と非執行役を中心とする取締役が客観的に経営を監督し、長期的な観点で当グループの将来を論じ、社長と意見交換につとめています。新たに取締役を2名追加し、12人でのガバナンスを図ってまいります。取締役会での論議に現場感覚を一層反映させ、同時に三委員会の強化も図ります。

日本から中国そしてインドに至る地域は世界の人口の約60%を擁し、インフラ整備や建築で大きな需要が発生することが見込まれます。当社の今後の成長にとって長期的には最も重要な地域です。中国だけでも今や日本のGDPの2.5倍の経済に拡大しました。アジアの発展に遅れない事業展開を経営に促しています。インドで始めるセラミック事業は、この方向に沿ったものです。また、アルミ建材でもASEAN諸国向けの新製品開発につとめています。シンガポールはアジアの要に位置し、ここに今春最新型のショールームをオープンさせました。

一方、諸外国の保護主義的な動きやオープンな社会への逆風の傾向は、憂慮すべき問題です。自由貿易の障壁が増すならば、各国の実情に合わせたきめ細かなサプライチェーンを作る必要に迫られます。その中で当社は、人種、性別、国籍を問わず多様な人材を登用し、異なる意見を反映させます。

多国籍事業をスピードアップする過程で拡散気味になされた投資は、現経営陣によって収益性重視の観点から一部整理がなされました。売上成長は一旦鈍化したものの、収益性は高まりました。一方で未来への種蒔きは大変に重要であり、過度の縮小にならないように経営との 意見交換をして参りました。

業績は、前年度後半に入って国内の新築住宅着工にブレーキがかかり、また国際政治の憶測からアルミ地金が急騰したために、一部で計画を下回りました。
一方で海外はタイ、ベトナム、メキシコ、ドミニカ共和国の各工場の増強で供給不足が解消されつつあり、好調な成長を実現できました。

開発途上国のトイレ事情は、衛生や安全の上で大きな課題があります。当社の簡易式トイレ「SATO」は、この問題に正面から取り組むものです。先進国ブランドは、最富裕層や外国人向けの小さな市場から途上国に参入することが多いですが、当社はソーシャルビジネスという形で、各国の大きな需要に応える参入を行っています。

皆さまのご期待に応えるべく一層の努力をして参ります。変わらぬご支援をお願い申し上げます。

2018年11月

潮田 洋一郎
潮田 洋一郎

取締役会議長
潮田 洋一郎

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