経営の基本的方向性

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LIXILのPurpose(存在意義)である「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」を果たすため、高い競争力を持ち、持続的な成長ができる、より機動的で起業家精神にあふれた企業となるための取り組みを続けています。

この達成に向けて、ガバナンス体制の強化や成長を加速させ、財務体質を強化するための事業ポートフォリオの最適化、基幹事業における生産性と効率性を高め、シナジーを創出するための積極的な取り組みなど、事業の変革を推進しています。

LIXIL Playbook

中長期の経営指標を達成するための道筋(当社が目指す経営の方向性)として2021年に「LIXIL Playbook」を策定し、これに示した戦略の着実な実行を通じて、競争優位性の向上と、収益性の高い企業への変革を図っています。こうした取り組みを推進するにあたり、近年の激変する経営環境下においては、環境変化に対する機動的な対応と経営資源の適時適切な配分が不可欠となります。
そのため、LIXILでは、「LIXIL Playbook」に沿った戦略の遂行を単年度ごとに計画として公表し、その振り返りを通じて進捗を測ると共に妥当性を確認しています。

事業環境が急速に変化する中 、持続可能な成長に向けて着実に歩を進めるため、2023年に「LIXIL Playbook」を更新しました。進化した「LIXIL Playbook」では、5つの戦略的優先課題に注力して取り組みを進めていきます。

* 2021年の「LIXIL Playbook」で設定した「組織の簡素化と基幹事業への集中」については、基幹事業以外の事業の売却や、複雑な組織構造の見直しなどが順調に進んでいます。これまでの取り組みの詳細については統合報告書2021をご参照ください。

インフレーションとサプライチェーンにおける課題への対応

事業環境の変化の中でも、インフレーションと供給面での制約は大きな課題となっています。直近数年間において、資材や物流価格の高騰とサプライチェーンの混乱は、調達、製造、配送から、小売価格、消費需要に至るまで、事業のあらゆる面に影響を及ぼしており、多角的な対策が求められています。

インフレーションとサプライチェーンにおける課題への対応

日本事業の最適化と新たな事業成長の追求

日本事業では固定費の削減とともに価格改定を通じて、収益性の改善を進めてきました。持続的な成長と収益力の向上に向けて、リフォーム需要の取り込み拡大や組織基盤のさらなる強化に重点的に取り組んでいきます。

日本事業の最適化と新たな事業成長の追求

ウォーター事業における海外事業の成長促進

海外の水まわり事業では、業務効率の向上とグローバルなブランドポートフォリオの活用により、差別化された製品・サービスの迅速な市場投入に注力してきました。加えて、誰もが安全な飲料水や衛生的なトイレが利用できる環境の構築に向けて、課題解決に貢献しています。

ウォーター事業における海外事業の成長促進

環境戦略の事業戦略への統合

LIXILは、気候変動をはじめ深刻化する環境問題と向き合い、課題の解決に向けて取り組むことを企業責任として捉えるだけでなく、事業戦略として構築し積極的に推進することで持続的な成長と価値創造へとつなげます。

環境戦略の事業戦略への統合

新たなコア事業の創出

長期的な成長を実現するには、革新的な新しいビジネスを構築し、成長させることが求められます。LIXILでは起業家精神をもとに、10年後、どのような新規事業を生み出すべきかを考えるとともに、新規事業に必要な投資と、既存事業に求められる投資のバランスを確保していきます。

新たなコア事業の創出

特集

グローバル人事戦略

LIXILでは、従業員が価値創造の原動力であるという認識のもと、人材育成を重要課題の一つとして捉え、長期的な視点で取り組んでいます。将来のビジネスニーズを踏まえ、グローバル全体で人材を可視化し、後継者の育成に注力しています。

グローバル人事戦略

デジタルトランスフォーメーション

LIXILでは、コロナ禍を起因とする急激な事業環境の変化に柔軟かつ機動的に対応すべく、デジタルトランスフォーメーションを加速してきました。デジタル化により、より顧客志向の組織へと転換するとともに、既存ビジネスの変革、新規ビジネスの開発、生産性の向上を推進しています。

デジタルトランスフォーメーション

知的財産戦略

LIXILでは、長期にわたる事業優位性と高収益性を実現する競争力を維持するため、経営戦略の実行を強化する知的財産権の取得・活用・リスクマネジメントをとおして、経営戦略を支援する知的財産戦略を実行しています。

知的財産戦略

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