LIXILは、世界中の誰もが描く住まいの夢を実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。
LIXILのPurpose(存在意義)である「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」を果たすため、高い競争力を持ち、持続的な成長ができる、より機動的で起業家精神にあふれた企業となるための取り組みを続けています。
この達成に向けて、ガバナンス体制の強化や成長を加速させ、財務体質を強化するための事業ポートフォリオの最適化、基幹事業における生産性と効率性を高め、シナジーを創出するための積極的な取り組みなど、事業の変革を推進しています。
(成長のための体質改善)
中期目標指標
事業利益率7.5%の達成
利益ある持続的成長が可能な経営への変革
ネット有利子負債EBITDA倍率3.5倍以下
中長期的な成長を支える安定的な基盤固め
2017年公表の中期計画は、長期的に持続可能な成長の実現に向けて、全社一丸となって取り組む行動計画を示しています。
01
持続的成長に向けた組織を作る
02
魅力ある差別化された製品の開発
03
競争力あるコストの実現
04
エンドユーザー、インフルエンサーへのマーケティング
2017年公表の中期計画についての詳細はこちら
これまでの進捗を踏まえ、中期計画で示した方向性の延長線上にある新たな経営の方向性として、「LIXIL Playbook」を策定しました。LIXIL Playbookは、LIXILの持続的成長に向けて、以下の4つの優先課題に加え、従業員がその能力を存分に発揮できる環境の整備を、戦略実行を支える基盤として明確化しています。
LIXILが将来にわたって成長を続けていくには、市場ニーズに迅速に対応できる無駄のない、効率的な組織の構築が不可欠です。このため、基幹事業以外の事業からの撤退や組織の簡素化を進めるとともに、成長機会を捉えるための基幹事業の最適化に取り組んでいます。
LIXILが将来にわたって成長を続けるには、日本市場での成功が必要不可欠です。少子化や新設住宅着工戸数の減少という課題に取り組むために、当社は様々な戦略を実行し、より強靭かつ機動的で、収益性の高い組織へと転換を図っています。
LIXILは、世界をリードするブランド・ポートフォリオや機動的な生産体制、イノベーションの活用を通じて、海外市場で成長を続けています。また、明確な戦略のもとで、海外事業の持続的成長を追求しています。
長期にわたる成長を実現するには、製品やサービスにおけるイノベーションの創出が欠かせません。LIXILでは、起業家精神を発揮し、新たなイノベーションを生み出すプロセスを促進しています。
従業員はLIXILの事業活動の原動力であり、組織変革を推進していくのも従業員の力によるものです。全社において、従業員を変革の担い手に変えていくための様々な施策を講じています。
グローバル人事戦略
LIXILでは従業員が自分の仕事に誇りを持ち、革新的な取り組みができるように、より風通しが良く、よりインクルーシブな組織づくりを推進しています。
デジタルトランスフォーメーション
LIXILでは、コロナ禍を起因とする急激な事業環境の変化に柔軟かつ機動的に対応すべく、デジタルトランスフォーメーションを加速してきました。デジタル化により、より顧客志向の組織へと転換するとともに、既存ビジネスの変革、新規ビジネスの開発、生産性の向上を推進しています。