デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組み

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AIを活用した自動組立ラインからビデオ会議を通じたバーチャルオフィス、そして多忙な消費者のニーズに応えるインターネット通販まで、デジタル化を全方位で推進しています。消費者の商品や購入方法に対する要求が急速に変化する中、私たちはバーチャルな世界で人々に真に寄り添うサービスを提供することを目指しています。

LIXILが推進しているDXは、私たちの事業を変革し、消費者の新たなニーズに対応し、生産性と従業員のエンゲージメントを向上させるための重要な取り組みです。LIXILの変革において、DXは中心的な役割を果たします。この変革を通じて、消費者の期待を超える価値を提供し、持続可能な成長を実現します。 

デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組み

LIXILは、デジタル技術を駆使した販売モデルの開発や新市場の開拓といったイノベーションを通じて、長期的な成長機会を創出することに注力しています。また、従業員の新しい働き方の創造にもデジタル技術を活用し、生産性とエンゲージメントの向上に取り組んでいます。

LIXIL
デジタルトランスフォーメーション・ロードマップ

LIXIL デジタルトランスフォーメーション・ロードマップ

PICK UP

既存ビジネスの変革

先進的なデジタル技術の効果的な活用により、顧客体験を向上し、販売プロセスを効率化することができます。「LIXILオンラインショールーム」は、更なる利便性向上に向け、耳が不自由な方、日本語が母国語でない方からも相談を受けられるよう、AI 音声認識を活用した接客サービスの提供を始めました。そして、Web 上でも利用可能な「かんたんプラン選び」はAI 技術も活用し、お客様の希望に近い見積もりプランを3D 画像と共に素早く提案できます。
またコールセンターでは、お客様とのやり取りを自動的に音声認識し、要約して記録する技術を導入することで電話応対後の後処理が不要となり、生産性向上を実現しています。この技術は、今後Q&A作成やチャットボットなどの自動応答サービスへの展開を進めることで、更なるサービス向上に役立てていく計画です。
私たちは、デジタル技術を活用し、顧客体験の向上と販売プロセスの効率化を世界中で推進しています。欧州などでは、顧客接点強化のため「GROHE X」を、国内では「LIXIL X」を立ち上げました。さらに、リアルタイムで3D完成イメージと見積もりを提供する「リフォームアクセルADVANCE」、水まわり商品の検索・見積もり・発注が可能な「e-Connection」も提供しています。

Transform Existing Businesses

新規ビジネスの開発

デジタル技術は、様々な新商品の開発にも用いられています。
AIを用いたパブリックトイレの清掃業務効率化を支援する IoTサービス「LIXIL Toilet Cloud」は機能が大幅アップグレードし、従来の清掃効率化機能に加え、便器のつまり検知やアプリによる一括操作が可能になりました。この新機能搭載の衛生機器は先行導入に続き他施設でも導入事例が増えており、運用・保守業務までDX刷新することで、より快適で清潔なパブリック空間の実現に貢献しています。
そして"住まいの未来"をコンセプトに開設した IoT 実験住宅「みらいえらぼ」では、スマートホームシステム「Life Assist2」を中心に当社以外の最新機器も設置するなどオープンイノベーションを推進しており、様々な業種の方から注目されています。
その他にも、わずかな水漏れも検知して水の供給をストップするスマート・ウォーター・コントローラー「GROHE Sense Guard」など、より安心・安全で快適な住まいを実現する商品を生み出しています。

Develop New Businesses

エンゲージメントと生産性の向上

デジタル技術の活用を推進し、組織の機動性を高めるための取り組みを行っています。生成AI技術を取り入れた「LIXIL Ai Portal」を導入し、従業員の業務の質と効率を向上させるための支援を行っています。
また、データドリブンな意思決定を可能にするために、「LIXIL Data Platform(LDP)」を立ち上げ、データの一元管理と高速な分析を実現しています。LIXIL Housing Technologyでは、AI需要予測を活用し、製品の需要予測を高精度に行う取り組みを進めていますが、ここでも分析にLPDを活用して多くの工場で潜在リスク低減に向けた実用化レベルの取り組みが加速しています。
またデジタルの民主化を掲げ、デジタル基礎教育を提供するとともに、専門知識のない従業員がシチズンデベロッパーとして、独自の業務ツールを開発できるよう、ノーコード開発ツールを導入。これにより、従業員が自身で業務ツールを開発し、現在では2200個以上のアプリが稼働しています。
デジタル部門では、「スクラム」手法を導入し、アジャイルな働き方を推進。市場の変化や顧客ニーズに迅速に対応する組織体制を確立しています。

Improving Productivity and Engagement

DXを推進するためのDigital/IT組織

当社では、事業のあらゆる面でDXを加速するために以下の取り組みを行っています。

  • CDOを設置し、全社のデジタルおよびIT戦略を一元的にリード
  • デジタルイノベーションを推進する組織のグローバル連携を強化
  • 新たなビジネスモデル創出のための制度を構築
  • ビジネスニーズに迅速かつ柔軟に対応できるアジャイルな組織への変革を推進
  • 社内のデジタル人材育成を推進し、"デジタルの民主化"を実現

これらの取り組みは、在宅勤務や働き方の多様性を支え、事業の効率化と成長を促進します。

Digital / IT organization to promote DX

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