デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組み

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AI搭載の自動組立ラインからビデオ会議で集うバーチャルオフィス、多忙な消費者に応えるインターネット通販まで、デジタル化が至る所で進んでいます。消費者が求める商品やその購入方法がめまぐるしく変化する中、バーチャルな世界で人びとに真に寄り添うサービスを提供することが事業の課題となります。

LIXILが進めているDXは、当社の事業を変革し、消費者の新たなニーズに応え、生産性や従業員エ ンゲージメントを向上させています。LIXILの変革において、DXは中心的な役割を果たします。 

デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組み

LIXILは、デジタル技術を活用した販売モデル、新市場の開拓など、イノベーションによる長期的な成長機会の確立に取り組んでいます。また従業員の新しい働き方の創造にもデジタル技術を活用し、生産性とエンゲージメントの向上に取り組んでいます。

LIXIL Digital
Transformation Roadmap

Customer Experience

Customer
Experience

Employee Experience

Employee
Experience

Digital / IT
基盤強化

  • Customer Experience
  • Employee Experience
  • Digital/IT基盤強化
LIXIL Digital Transformation Roadmap

1. 組織の簡素化と基幹事業への注力

2. 国内事業のキャッシュジェネレーターへの転換

3. 海外水まわり事業の成長促進

4. 将来性のある革新的な新規事業の創出

PICK UP

既存ビジネスの変革

先進的なデジタル技術の効果的な活用により、顧客体験を向上し、販売プロセスを効率化することができます。「LIXILオンラインショールーム」は、AIの活用により、さらに利便性と機能が進化しました。世界各地でもデジタルを活用した顧客体験の向上と、販売プロセスの効率化を推進しています。例えば欧州・中東・北アフリカ地域では、顧客との接点を強化し、顧客サービスを向上すべく、マルチメディアコンテンツとコミュニケーションのプラットフォームとして「GROHE X」を立ち上げました。国内でもプロユーザーとエンドユーザー向けの動画配信プラットフォーム「LIXIL X」を新たに展開しています。また、3Dの完成イメージと見積もりをリアルタイムで提供し、ビジネスパートナーのリフォーム商談を支援する「リフォームアクセルADVANCE」や、水まわり商品の検索や見積もりと発注が可能な「e-Connection(イイコネ)」を提供しています。

Transform Existing Businesses

新規ビジネスの開発

デジタル技術は、様々な新商品の開発にも用いられています。LIXILでは、IoT技術を活用して、より安心・安全で快適な住まいを実現するスマート・ウォーター・コントローラー「GROHE Sense Guard」やスマートホームシステム「Life Assist 2」を開発し、サービスを軸にした新たな事業モデルを展開しています。住宅以外の分野ではパブリックトイレの清掃業務の効率化を図る画期的な「LIXIL Toilet Cloud」サービスを立ち上げました。急速に拡大している宅配の分野でも2018年よりIoT宅配ボックス「スマート宅配ポスト」を展開、2021年にはフリマアプリ「メルカリ」で出品した商品を投函・発送できる無人宅配ボックス「メルカリポスト」の提供を開始しました。さらに、内部・外部環境の変化に応じてオフィスの窓を自動制御し、省エネを実現する「Segel E-Control system」を展開しています。 

Develop New Businesses

エンゲージメントと生産性の向上

機動的な組織を構築するために広く多くの従業員がデジタル技術を使いこなせるようになる必要があります。よりデータドリブンで迅速な意思決定を可能にするため、LIXILでは「LIXIL Data Platform(LDP)」を立ち上げ、様々なデータを一元管理するクラウド型のデータ統合基盤を確立しました。従業員が最新のデータ分析ツールを利用して、データを高速に加工・集計処理できる環境を整え、ビッグデータの活用を推進しています。また、デジタルの民主化を掲げ、デジタル基礎教育を提供するとともに、専門知識のない従業員がシチズンデベロッパーとして、独自の業務ツールを開発できるよう、ノーコード開発ツールを導入しました。2021年7月の導入以来、従業員が開発し、稼働しているアプリの数は1000個に達しています。加えて、デジタル部門では、「スクラム」手法を定着させることで、アジャイルな働き方を推進し、開発スピードを上げて納期を短縮しています。

Improving Productivity and Engagement

DXを推進するためのDigital/IT組織

当社では、事業のあらゆる面でDXを加速するために以下の取り組みを行っています。

  • 全社デジタルおよびIT戦略を一元的にリードするCDOを設置
  • デジタルイノベーションを推進する組織のグローバルでの連携強化
  • 新たなビジネスモデルを創出するための制度を構築
  • ビジネスニーズに迅速かつ柔軟に対応できるアジャイルな組織への変革を推進
  • ”デジタルの民主化”実現に向けて社内のデジタル人材育成を推進
Digital / IT organization to promote DX

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