LIXILは、世界中の誰もが描く住まいの夢を実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。
LIXILは、ステークホルダーとの積極的かつ能動的なエンゲージメントを通じて、生活の質の向上や社会課題の解決に貢献します
LIXILの事業活動は、多くのステークホルダーに支えられています。お客さま、取引先などのビジネスパートナー、事業拠点の地域社会に暮らす方々、株主・投資家、従業員やその家族たちといったあらゆるステークホルダーに対して、主体的に働きかけ、対話を行うことで、社会からの声を活かした事業や社会貢献活動を行っています。
LIXILでは本社機能部門の各担当役員と、各テクノロジー事業の代表者で構成されるCR委員会において、社外の有識者を招いたサステナビリティに関するワークショップを実施しています。これまで、事業を通じた持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献などをテーマに活発な議論を行っており、その内容はLIXILの取り組みに反映されています。
ステークホルダー | エンゲージメントの方法 |
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お客さま | 製品やサービスについて、適切かつタイムリーな情報開示を行うとともに、お客さまの声を製品やサービスに反映しています。電話やEメールのほか、世界130拠点のショールームでお客さまからの相談に対応しています。 顧客満足 > |
取引先(調達先) | 取引先との双方向コミュニケーションを図り、信頼関係の構築や関係性の強化に努めています。責任ある調達アンケートをふまえて、調達方針の共有化と現状把握を行うとともに、改善活動のフォローに活かしています。取引先とのミーティングを定期的に開催し、法規制の動向や新たな購買方針について情報共有を行っています。 サプライチェーンマネジメント > |
地域社会 | LIXILは世界中に88工場を有しています。事業を展開している地域固有の文化や慣習を尊重し、生産や雇用についての責任を果たすだけでなく、企業市民としてよりよい地域社会づくりに貢献することを目指しています。国内の工場や営業拠点では、地域の皆さまとの「コミュニティ・ダイアログ」を開催しています。 コミュニティ > |
株主・投資家 | 持続的な成長と企業価値の向上に向けた対話を、世界中の投資家と年間で357回実施しています。またアニュアルレポート(2020 年3月期からは統合レポート) や当社ウェブサイトのIR ページ、東京証券取引所のウェブサイトで日本語・英語によるタイムリーかつ透明性の高い情報開示を行っています。 株主・投資家向け情報 > |
従業員 | LIXILでは、約60,000人の従業員が働いています。グローバルでの従業員意識調査や労使間の対話を継続的に行うことで、従業員の声を反映した、多様性を尊重する働きがいのある職場環境の実現に取り組んでいます。 従業員 > |
NPO・NGO、教育・研究機関 | NPO・NGO、教育・研究機関とのパートナーシップのもと、グローバルな衛生課題の研究やソリューションの開発、次世代に向けた環境教育の支援を行っています。 |
行政、業界団体 | 企業が、健全な距離を保ちつつ政府や自治体と活発な議論を行うことは、持続可能な社会を作る上で重要なことであると考えています。その一環として、LIXIL は、行政との対話や協働に取り組む様々な団体(サッシ、配管、金属などの業界団体や、各種経済系団体) に参加しています。また、参加することにより、事業に関連する法律や国際協定などについての最新情報の収集などを行なっています。 (政治献金額: 2018年3月期 年間110万円以下、2019年3 月期 年間80万円以下、2020年3月期 年間30万円以下) (業界団体費など支出額: 2018年3月期97.6百万円、2019年3月期86.2百万円、2020年3月期64.5百万円) ※ ASD Americas Holding Corp.(American Standard) やGROHE Group S.à r.l.の子会社化などにより、集計上はAmerican Standard は2015年度3月期から、GROHEは2017年3月期から、また、ペルマスティリーザは2019年3月期から対象 |
LIXILは、サステナブルな都市・まちづくりの実現に向け、住宅づくりでSDGsに取り組む「SDGハウス」プロジェクトに協力しています。慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授、小林博人教授、明治大学の川島範久専任講師を中心に企画された「SDGハウス」は、住み手と社会にとっての「心地よさ」を追求する家というコンセプトの下、設計から施工、運用までの全工程で、SDGs関連効果を定量的に試算・評価する、2030年のスタンダードを目指すモデルハウスです。
2020年3月に、川島範久建築設計事務所の設計により完成したSDGハウスは、自然エネルギーを活用したパッシブデザインや省エネ・創エネ、持続可能な材料や構法、節水、災害対応、IoT活用などの工夫がなされています。LIXILは、「エコハンドル」付きの洗面化粧台やシステムキッチン、災害配慮トイレ「レジリエンストイレ」※、省エネ・節水トイレ、高い保温性を持つユニットバス、断熱性の高い玄関ドアなど、SDGsに寄与する製品を納材しました。
※本来はパブリック向け商品であるため、特別な配管が必要になります。