従業員の安全と健康

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すべての従業員の安全と健康を守るために、労働安全衛生マネジメントシステムの構築や健康経営の推進に取り組んでいます。

安全

考え方

LIXILは、すべての従業員の安全を優先することを重要課題の一つに位置付けています。執行役に承認された全社共通の「LIXIL労働安全衛生方針」のもと、労働災害ゼロを実現するための取り組みとして、労働安全衛生マネジメントシステムを導入し、PDCAサイクルを回しています。

体制

全社共通の労働安全方針や安全コアルール、OHSASおよびISOに基づいた労働安全衛生マネジメントシステムを運用しているほか、EMENA地域のGROHE AGではISO45001を取得しています。テクノロジー事業内で経営層によるマネジメントレビューを実施するとともに、各部門の活動について月次で経営層に報告し、指示を基に改善を続けています。また、毎年、各事業所を対象とした内部監査も実施しています。

2022年3月期は、労働安全に関するガバナンスを強化するため、安全管理体制を刷新しました。2023年3月期からは、これまでの取り組みに加えて、CTO(Chief Technology Officer)による全社的なマネジメントレビューや本社安全管理部門による監査を年2回実施するとともに、CTOが中期/年度の労働安全目標を表明し、テクノロジー事業の各部門でも全社目標に沿った目標と行動計画を定めて活動を展開していきます。その他、事業所単位での「安全衛生委員会」を開催し、会社と従業員双方の協調により労働安全衛生に関する課題の共有・協議を行い、継続的な改善につなげています。

労働安全管理体制

労働安全管理体制

労働災害ゼロに向けた活動

LIXILでは、労働災害の未然防止のため、全従業員によるルール遵守を徹底するとともに、一人ひとりが危険を予知し防止のために行動できる仕組みづくりを行っています。

安全会議

テクノロジー事業横断の安全会議を年2回開催し、労働災害防止の好事例を横展開しています。

各テクノロジー事業の安全推進部門は管轄する全事業所で遵法監査を実施しているほか、各事業所の安全活動の好事例を把握し、事業所合同会議や社内イントラを通じて共有しています。

安全道場

LIXILの国内拠点では、過去の労働災害を模擬体験できる「安全道場」を設けています。これまで500回以上にわたる教育を実施し、4,500人以上が参加しました。2022年3月期は、合計42回実施し、381人の従業員が国内外から受講しました。

安全教育実施回数・参加者数

2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
実施回数 12 3 42
参加者数 114 52 381

※2022年3月期より、新入社員に対する危険体感教育の実施回数・参加者数も含む算出基準に変更し、過去の実績にも同基準を反映

危険源に着眼したリスクアセスメント

LIXIL Water Technology(LWT)では、既存・新規設備などに関する危険源に着眼したリスクアセスメントを実施し、対策を講じることで災害の未然防止を推進しています。2022年3月期は、対象範囲を工場に加えて研究開発拠点にも拡大しました。また、それに伴い実践研修を14回実施し、約50人が参加しました。

リスクアセスメントを行う研究開発拠点の従業員
リスクアセスメントを行う研究開発拠点の従業員

リスクアセスメントを行う研究開発拠点の従業員

労働災害の発生状況および対応

LIXILは、LTIFR(休業災害度数率)、強度率、休業災害・不休災害発生件数などの指標に基づいたモニタリングを実施し、労働災害ゼロに向けた対策を実施しています。

2022年3月期は、これまでの災害事象の分析を行い、全社における重要リスクの特定を行いました。2023年3月期は、「稼働設備との接触」と「切れ、こすれ」に関するリスクの低減を重点テーマとし、発生件数を前年度から半減させることを目標に掲げています。

LTIFR・強度率

LTIFR・強度率のグラフ

OIFR

OIFRのデータ

労働災害死亡者数

2019年3月期に発生した死亡災害(LIXILの従業員が高速道路で追突され被災)に対しては、車の運転を行う従業員を対象に外部講師を招いた交通安全教育を実施するとともに、各拠点での安全衛生委員会を通じた啓発活動などの対策を行い、類似災害の発生を防止しています。

労働災害死亡者数のデータ

従業員関連データの範囲および詳細 >

労働災害発生時の対応の流れ

労働災害が発生した際は次のような流れで対応を行い、二次災害や類似災害の発生防止に努めています。

労働災害発生時の対応の流れ

健康

考え方

LIXILは、従業員一人ひとりが心身ともに健康な状態であることが、活気ある職場づくりを実現し、企業価値の向上につながると考え、従業員の健康維持・増進を重要課題の一つに位置付けています。こうした考え方に基づき、CEOによる「健康経営宣言」のもと、健康経営を推進しています。

健康を能力発揮の源泉とする組織文化を醸成し、従業員が自律的な健康管理によって心身ともに健康でいられる職場環境を整備することで、生産性やモチベーションの向上を図ります。このような取り組みにより、個人が能力を最大限に発揮できる環境を整えることは、価値創造の原動力となります。健康経営の推進を通じて、環境の変化に迅速に対応できるより強い組織を構築し、LIXILのPurpose(存在意義)「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」に貢献していきます。

健康経営宣言

LIXILは、すべての従業員の健康が組織の健康の源泉と捉え、持続的な健康経営を推進することで、世界中の人々の豊かで快適な住まいの実現に貢献することを宣言します。

LIXILは、私たちを取り巻く環境変化に対して迅速に対応できるより強い組織を構築するために、その中核となる従業員が活き活きと個々の能力を最大限に発揮できるような組織文化の醸成に取り組んでいます。環境変化により従業員の働き方が変化しても、より一層健康で活躍できる環境を整えていきます。

従業員の皆さんも世界中の人々の豊かで快適な住まいの実現に向けて、まずはご自身やご家族の健康が最も重要ということを理解し、健康を維持増進するための活動に積極的に参加してください。

株式会社 LIXIL
取締役 代表執行役社長 兼 CEO
瀬戸欣哉

体制

LIXILは、2021年3月期に「健康経営宣言」を表明しました。健康経営責任者であるCEOの指揮のもと、職場・人事部門・産業医・保健師・健康保険組合が連携し、従業員の健康維持・増進体制を構築しています。

健康経営推進体制

健康経営推進体制

健康経営の推進

健康経営の強化に向けて、2022年3月期はデータに基づく包括的なリスク分析・評価を行いました。その結果として、ステークホルダーへの情報開示や推進体制についての課題が特定されました。また、各施策に関しても、従業員の参加率や保健指導の実施率、女性特有の健康課題に対する認識の向上などの課題が特定されました。これらの課題は、戦略マップや重点施策に反映されています。健康投資施策や従業員の意識・行動変容に関する指標、健康に関する2025年3月期までの目標値を定めており、進捗をウェブサイトなどで順次公開していきます。

2025年3月期の目標達成に向けた取り組み強化の一環として、2023年3月期は、前期に行った活動を全社に展開・浸透させ、健康経営につながる組織文化のさらなる醸成を図っていきます。また、健康診断結果を活用した生活習慣改善のための取り組みや、メンタルヘルス・女性特有の健康課題に対する教育・保健師支援体制の拡充およびデータヘルスの推進を行っていきます。

※データヘルス:健康診断やストレスチェックなどの結果の電子化によってデジタル化されたビッグデータを分析し、健康増進や病気の予防に活用する取り組み

健康維持・増進への取り組み

定期健康診断の実施

全従業員を対象に毎年、定期健康診断を実施しており、2022年3月期の有所見者率は42.1%でした。健康リスクのある従業員に対しては医療機関への受診勧奨を行い、疾病の早期発見・治療につなげています。また、健康保険組合では、被保険者だけでなく被扶養者に対しても健診費用の補助を行っています。

メンタルヘルス対策

全従業員を対象に、ストレスチェックを毎年実施しています。2022年3月期の受検率は91.5%、高ストレス者率は12.4%でした。高ストレスが確認された従業員に対しては、産業医との個別面談を推奨しています。受検者が10人以上で、高ストレスと判定された職場では、「アクションプランシート」を作成してストレス要因の解消に取り組んでいます。

また、日本国内の複数の拠点に精神科の産業医を配置し、より専門的に対応できるよう体制を強化しています。そのほか、全従業員および特定の部門を対象としたメンタルヘルスセミナーを実施しており、2022年3月期は全2回59人が参加しました。

健康教育プログラム

メンタルヘルスや疾病の予防、生活習慣改善、在宅勤務下での健康管理などについて、各階層や事業所・職場のニーズに合わせて、社内保健師が教育を実施しており、2022年3月期は全9回448人が参加しました。特に、新入社員と新任管理職においては全対象者への健康教育を徹底し、不調の早期発見・治療ができる職場環境づくりに努めています。

また、事業場や職種のニーズに合わせてテーマを選択し、社外講師による健康セミナーをLIXIL健康保険組合と協働して開催しています。2022年3月期は、女性の健康管理、メンタルヘルス、自宅でできる運動をテーマにオンライン開催し、全6回367人が参加しました。

健康推進イベント

日常的な健康づくりの重要性から、LIXIL健康保険組合と共同で積極的に運動を奨励しています。従業員の自発的な運動習慣を促進するプログラムとして「LIXIL健康ウォーク」を2016年から年2回開催しており、2022年3月期はのべ3,000人以上が参加しました。また、LIXIL健康保険組合による健康づくりキャンペーンを年2回実施しており、2021年3月期には禁煙・運動習慣づくり・ダイエットなど全23コースに拡大しました。

相談窓口の設置

LIXILの国内拠点では「こころとからだの健康相談窓口」を設置し、社内の保健師が電話やメールで個別相談を受け付け、専門的なサポートを行っています。また、LIXIL健康保険組合では「こころとからだのサポート窓口」を設置し、健康や医療をはじめ育児・介護などについて社外の医師・保健師などに電話やウェブサイト、面談で相談できる体制をとっています。

職場復帰を支援する取り組み

疾病により休業した従業員には、「職場復帰プログラム」に基づいた復帰支援を行っています。休業中のケアから復帰後のフォローまで、それぞれの心身の状態に合わせて、人事・部門所属長・産業医・保健師が連携して支援しています。

禁煙対策

従業員やお客さまをはじめとするすべての関係者の健康維持・増進のため、2020年4月より、国内全事業所および施設の敷地内を終日禁煙としています。LIXIL国内全体の喫煙率は2022年3月末時点で21.8%と、ここ数年間で徐々に減少傾向にあります。

喫煙率の推移

喫煙率の推移のグラフ

健康診断時の問診で「喫煙している」と回答している人を喫煙者としています。

新型コロナウイルス感染症対策

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、社内SNSや掲示板などで、予防やオンラインコミュニケーション、在宅勤務増加に伴うメンタルヘルスケアなどの情報発信を行っています。2022年3月期は、国内4拠点でCOVID-19ワクチンの職域接種を実施しました。

社外評価・社外団体への加盟

健康経営優良法人に認定

LIXILは、6年連続で「健康経営優良法人」に認定されています。生活習慣病などの疾病の重症化防止活動・メンタルヘルス教育をはじめとした健康維持・増進施策が評価されています。また、(株)LIXILビバも同制度に認定されています。

健康経営優良法人2022のロゴ

スポーツエールカンパニーに認定

LIXILは、4年連続で「スポーツエールカンパニー」に認定されています。従業員の健康維持・増進のため、運動を継続できるような取り組みを行っています。

スポーツエールカンパニー2022のロゴ

「KENKO企業会」への参画

労働者の健康維持保持増進は、一企業の活動にとどまらず働く人たち全員の課題と考えます。健康管理のノウハウを共有することにより、社会全体での健康増進活動の有効性・活用性向上を目的とする「KENKO企業会」に参画しています。健康増進のリーディングカンパニー集団を目指して活動し、ひいては社会全体に健康経営を広めるよう貢献していきたいと考えています。

海外事例

EMENA地域では、従業員アシスタントプログラム「OPTUM」を導入しています。従業員やその家族の職場や私生活でのチャレンジを支援するとともに、一人ひとりが心身ともに健康で活き活きと働ける職場づくりを推進することを目的としています。また、従業員とその家族を対象に、24時間365日、無料かつ匿名で利用できる社内相談窓口を設置し、専門的なサポートを受けられる体制を構築しています。

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