トップメッセージ

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株式会社LIXILグループ
取締役 代表執行役兼社長 兼 CEO
瀬戸欣也

今日、社会が企業にかける期待はかつてないほどに高まっています。ESG(環境、社会、ガバナンス)投資への関心も高まる中、企業の持続可能性を確保する上で、また企業市民として、地球規模の環境問題や社会的課題の解決に積極的に取り組むことは非常に重要です。

LIXILは、CR活動は事業の持続的な成長の基盤であり、CR戦略と事業戦略は一致すべきであると考えています。事業活動を通じて社会課題を解決することで、従業員一人ひとりがより大きな力を発揮でき、それがひいては長期的な競争力につながると信じているからです。

LIXILは、事業を展開する地域での関連性・緊急性が高い課題の中から3つの分野に焦点をあて、人びとの生活の質向上に向けた積極的な取り組みを推進しています。

3つの優先取り組み分野

世界では約20億人の人びとが今なお安全で衛生的なトイレがない生活を送っています。そこで、LIXILは、国連が策定した2030年までの持続可能な開発目標(SDGs)の目標6「安全な水とトイレを世界中に」に関連する「グローバルな衛生課題の解決」に向け、既に事業化している開発途上国向け簡易式トイレシステム「SATO」を含む複数のソリューションを開発し、現地に根差した事業となるよう生産・販売体制の構築を促進しています。2019年3月期は、国連児童基金(ユニセフ)とグローバル・パートナーシップ「Make a Splash! みんなにトイレを」を締結しました。これは、互いのノウハウを活かして開発途上国での衛生市場の確立を目指すものです。ユニセフとのパートナーシップを通じたソーシャルビジネスの拡大は従業員の誇りの醸成にも寄与しており、大きな成果であると考えています。

また、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」に関連する環境課題を経営の最重要課題の一つと認識し、気候変動などの社会課題による機会とリスクを特定し、事業戦略と一致した環境戦略を推進しています。2015年に「パリ協定」が採択され、脱炭素化の方向性が明確になったことを受け、LIXILは低炭素・節水といった技術革新を進めています。さらに、より長期的に持続可能な地球環境の実現に貢献するために、環境ビジョンの更新に向けた取り組みを行っています。

さらに、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に関連する、多様性を尊重し、認め合う企業風土づくりをさらにグローバルかつより幅広い活動へと進化させるべく、2018年3月期に「LIXILダイバーシティ&インクルージョン宣言」を発表しました。市場の要求が多様化する中で、多様な人材がそれぞれの個性を活かし、最大限の能力を発揮していくことが、持続的な成長には不可欠です。LIXILの強みである多様性、そして従業員の誰もが自分らしく生き生きと活躍することができるインクルージョンの文化をさらに推進することで、ステークホルダーに新たな価値を提供し、長期的な競争力の強化につなげていきます。

また、LIXILでは、すべての人の暮らしやすさに配慮したユニバーサルデザイン(UD)への取り組みに注力しており、そのさらなる推進を目的に、2018年3月期に進化したUDコンセプトの作成と今後の推進体制の基盤づくりを行いました。今後、高齢化が進む日本で開発された技術を世界へ広めることで、世界中で、様々な身体環境の方が快適な生活を実現するお手伝いをできればと考えています。

上記の3つの優先取り組み分野に加え、LIXILは従業員の健康や安全、調達、コンプライアンスをはじめとするコーポレート・レスポンシビリティに関する重要課題にも、継続的に取り組んでおり、社外からも高く評価されています。
これからも、LIXILでは、グローバルなネットワークとこれまでに培った住生活に関する知見や実績を最大限活用しながら、地球規模の様々な課題解決により大きな貢献をし、すべての人びとのより豊かな暮らしと住まいの実現に邁進していきます。

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