多様性の尊重

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多様な従業員の英知や視点を活かし、 成長とイノベーションの原動力とする製品やサービスなどを通じて、年齢、性別、 障がいの有無を問わず、すべての人びとの生活の質の向上に貢献します

多様性の尊重に関するハイライト

背景

2050年には人口の5人に1人が60歳以上となり、その多くが単身あるいは夫婦のみの高齢世帯になると予測されています。また、現在、世界の約15%の人が何らかの障がいを持っており、その比率は年々増加しています。高齢者や障がいのある方をはじめ、すべての人びとが活躍できる機会を提供する持続可能な社会の実現が求められています。

考え方・戦略

LIXILは、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」をPurpose(存在意義)に掲げ、様々な人びとの生活の質の向上に貢献する製品やサービスの提供に取り組んでいます。

お客さまの多様なニーズを捉えて事業に取り組む上で、組織の多様性はイノベーションや持続可能な成長の原動力となります。LIXILは、D&I戦略のもと、従業員の多様性を受け入れるインクルーシブな文化の醸成や環境整備を進め、すべての従業員が活躍できる組織の実現を目指しています。2030年までにLIXIL全体にインクルージョンの文化を定着させ、ジェンダー不均衡を是正する目標を達成します。

ダイバーシティ&インクルージョン戦略の更新 >

またLIXILでは、年齢、性別、 障がいの有無を問わず、すべての人びとの生活の質の向上に貢献するためにユニバーサルデザイン(UD)に取り組んでいます。2030年までに、すべての製品がLIXILユニバーサルデザインコンセプトに基づいたものとなることを目指しています。

※日本国内で提供する製品・サービスが対象

ユニバーサルデザイン推進の取り組み

LIXILでは、UDのコンセプトや製品について、お客さまやビジネスパートナーに適切な情報を提供するため、2021年3月期はUDウェブサイトを改訂するなど、デジタルコミュニケーションを強化しました。

新たなウェブサイトでは、必要な情報にアクセスしやすいよう、エンドユーザー向けとビジネスユーザー向けにページを分けています。また、フォントやコントラスト、直感的にわかりやすい操作性、画像の代替テキスト(alt属性)の設定など、障がい者や高齢者など様々な人が利用しやすいよう工夫をし、アクセシビリティやユーザビリティの向上に取り組んでいます。

LIXILユニバーサルデザインコンセプト
LIXILユニバーサルデザイン方針
LIXILユニバーサルデザイン方針の詳細

商品・サービス事例

玄関ドア用電動オープナーシステム「DOAC」

LIXILは、玄関ドア用の電動オープナーシステム「DOAC」を2020年9月より販売開始しました。「DOAC」は、玄関ドアに触れることなく、リモコンで鍵の施錠・解錠やドアの開閉を操作できるため、身体が不自由な方や車椅子使用者、高齢者などを含む様々な人の快適な外出をサポートします。

リモコンを持っていない場合でも、玄関ドアを軽く動かすだけで、全開位置まで自動で開く「オートアシスト機能」や、異常な接触を感知すると動作を停止する「挟まれ検知機能」など、家族みんなの使いやすさや安全・安心を追求しています。また、独自開発のワイヤレスシステムにより、今あるドアや鍵はそのまま使える後付け工法を実現し、1日でリフォーム工事が完了するなど、多様な環境に迅速に対応できます。

DOAC
DOAC

「DOAC」は、付加価値のある商品やサービスを迅速に開発する新規事業部門「ビジネスインキュベーションセンター」で開発されました。様々な車椅子使用者へのインタビューを重ね、開発の初期段階から当事者を開発アドバイザーに迎えるなど、課題を抱える当事者とともに開発に取り組む「インクルーシブデザイン」の手法を取り入れています。今後もLIXILは、多様な人びとのニーズに対応する製品開発に迅速に取り組んでいきます。

「DOAC」は、「第8回ソーシャルプロダクツ・アワード2021」において、2021年度のテーマ「障がい者の生きがいや働きがいにつながる商品・サービス」に基づき、ソーシャルプロダクツ賞を受賞しました。障がいのある方の自律的な行動範囲の拡大や多様な人の生活向上につながっている点、当事者とのコミュニケーションに基づいてニーズを的確に踏まえ、スピーディーに開発を進めた点などが評価されました。

ソーシャルプロダクツ・アワードのアイコン

DOAC (別画面が開きます) >
ソーシャルプロダクツ・アワード (別画面が開きます) >

移動型バリアフリートイレ「モバイルトイレ」

LIXILは、トヨタ自動車株式会社と共同で、車椅子使用者が外出先でも安心して使える移動型バリアフリートイレ「モバイルトイレ」を開発しました。「モバイルトイレ」は、快適・衛生的な多機能トイレを車両に搭載し、けん引により自由に移動して設置できます。多機能トイレが不足する各種イベント会場などに設置することで、音楽フェスティバルや花火大会、スポーツ観戦など、車椅子使用者の外出の可能性を広げるほか、災害時における活用も想定しています。

超低床車体の設計により、なだらかなスロープから出入りができ、車内には車椅子が回転しやすい空間や多目的に使えるユニバーサルシート(大型ベッド)、車椅子使用者や介助者が待機できる前室などが用意されています。また、自然の景色や音を提供するナチュラルウィンドウなども備え、リラックスして利用できるよう配慮しています。

多機能トイレがない環境への外出を諦めていた人びとなど、誰もが行きたい場所に行き、やりたいことに挑戦できる社会の実現に貢献しています。

モバイルトイレ(別画面が開きます) PDF:600KB >

様々な場所に移動可能なモバイルトイレ

様々な場所に移動可能なモバイルトイレ

モバイルトイレ車内の様子

モバイルトイレ車内の様子

オルタナティブ・トイレ -グッドデザイン賞を受賞

2019年にLIXIL新社屋の「HOSHI」棟に完成した「オルタナティブ・トイレ」が、2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。「オルタナティブ・トイレ」は、男性、女性、大人、子ども、健常者、障がい者といった枠をなくした、誰もが用途に合わせて自由に場所を選べるトイレです。トランスジェンダーの方などが男女に区分されたパブリックトイレを利用しづらいといった課題を踏まえ、多様なニーズに対応するオールジェンダーのトイレとして開発されました。

空間入り口にある空室表示モニターには「自分にあった個室をお選びください」と記され、パブリックな中央通路の両側には誰でも使えるトイレを配置し、さらに進んで回り込んだ死角部分に、男女別のトイレと手洗いコーナーを設けることで、利用者が人目を意識することなく、最適なトイレを選択しやすい環境が整えられています。

グッドデザイン賞 (別画面が開きます) >

オルタナティブ・トイレ

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